- 本染めの手ぬぐい生地の反物を仕立てた襟無しの半袖シャツ。
- 通気性と速乾性に優れた肌触りのいいシャツで、夏でもサラッと涼しく快適に着用できるのが特長。
- 昭和初期に静岡県焼津市の海沿いの地域(通称・浜通り)付近で漁師や水産加工業者が日常的に着用していた、手ぬぐいを縫い合わせて仕立てたシャツ「てぬぐい襦袢」が進化したもの。
森要三氏によってデザインに魚河岸ロゴや魚河岸マークが用いられるようになりブランド化されて、昭和50年代頃から「魚河岸シャツ」という名称で親しまれるようになりました。
エアコンの無い時代に夏を涼しく過ごすために先人の知恵から自然発生的に生まれたものですが、昭和~平成~令和と、時代に合ったカタチで進化を続けています。
テレビや新聞などでも取り上げられることが多いため、知名度とともに人気が急上昇。
「焼津らしさ」のPRと夏季の省エネ対策の一環として、市役所職員や市内事業者が勤務中に魚河岸シャツを着用する「魚河岸クールビズ」も毎年評判となっています。
現在は「魚河岸シャツ」という名前が商標登録され焼津市の大切な地域資源として大切に保護されて、抜群の涼しさを体感できる快適なシャツとして、全国的にも多くの愛用者が増え続けています。
焼津の名産品としても知られ、カツオやマグロとともに焼津土産の定番商品にもなっています。
焼津の大切な地域資源である魚河岸シャツは日本国特許庁に商標登録(商標登録第5341086号)されていて、その伝統と品質を守るために素材や製法や形状などに以下の定義が定められています。
焼津魚河岸シャツ定義
- 生地:綿100%の手ぬぐい生地又はゆかた生地であること
- 染め方:小巾の生地に染める「注染」であること
- デザイン:魚河岸のマーク又は、魚河岸の文字が入ったものであること
- 形状:身頃から袖へ続けて裁ち、袖付けが肩より下がった位置になる「ドルマンスリーブ」でエリ無しであること
- 製造:染め・縫製は、国内で行ったものであること
濱いち屋の魚河岸シャツは定義をしっかりと遵守し、熟練の染色職人の匠の技とベテランの仕立て職人の丁寧な裁断と縫製による昔ながらの製法で一枚ずつ丁寧に作られています。
静岡県内の産業がより発展するように「メイド・イン・シズオカ」に徹底的にこだわっているため、全ての工程を静岡県内で作ることを心掛けています。