前回のブログでは「魚河岸シャツとは何か？」を説明させていただきましたが、今回は「魚河岸シャツの定義」について説明をさせていただきます。
焼津の大切な地域資源である魚河岸シャツは日本国特許庁に商標登録（商標登録第5341086号）されていて、粗悪品や海外製造のコピー品等を防ぐために、焼津魚河岸シャツ組合のもとでシャツの素材や製法や形状などに以下の５つの定義が厳格に定められています。
【焼津魚河岸シャツ定義】
・生地：綿１００％の手ぬぐい生地又はゆかた生地であること
・染め方：小巾の生地に染める「注染」であること
・デザイン：魚河岸のマーク又は、魚河岸の文字が入ったものであること
・形状：身頃から袖へ続けて裁ち、袖付けが肩より下がった位置になる「ドルマンスリーブ」でエリ無しであること
・製造：染め・縫製は、国内で行ったものであること
濱いち屋の魚河岸シャツは全ての定義をしっかりと遵守し、熟練の染色職人の匠の技とベテランの仕立て職人の丁寧な裁断と縫製による昔ながらの製法で一枚ずつ丁寧に作っています。
良質で肌触りのいい木綿晒を日本独自の染色技法・注染そめで染めて仕立てたシャツは着心地も抜群！
裁断する場所でデザインの柄の出方が異なってきますので、世界に1枚だけのオリジナルシャツになります。
濱いち屋の公式Webサイトでは染色の工程やシャツの縫製作業を撮影した画像も掲載していますので、是非ご覧になっていただけたら嬉しいです。
これからも魚河岸シャツを100年先の焼津にも残せるような宝物として、大切に守り続けていきたいです。
